高齢者歯科シリーズ(第5回)

第5回 「通えない」を支える新しいかたち

〜訪問歯科と多職種連携〜

こんにちは。

今回のテーマは「訪問歯科診療」と「多職種との連携」です。
高齢になると、病院や歯科医院に通うのが難しくなることがあります。そんなとき、患者さんの暮らしを支える新しい形の歯科医療が始まっています。

【目次】

1)「通えない」けど「診てもらいたい」
2)技工士・栄養士もチームの一員です
3)「治す」から「支える」へ
4)まとめ:地域に根ざした、かかりつけ歯科医として

1)「通えない」けど「診てもらいたい」

そんな声にこたえる訪問歯科
外出が難しくなった高齢の方のご自宅や施設に、歯科医師や歯科衛生士が伺う「訪問歯科診療」。
私たち豊島区歯科医師会でも、積極的にこの診療スタイルを取り入れています。

訪問診療では…

  • ベッドの上でもできる治療
  • 口腔ケアや義歯の調整
  • 嚥下や栄養状態のサポート

など、生活に合わせた無理のない対応ができます。

2)技工士・栄養士もチームの一員です

当院には、提携ラボの歯科技工士が対応しています。
そのため、義歯の調整や修理もスピーディーに対応可能。外来でも訪問でも、患者さんの負担を最小限に抑えることができます。

さらに、管理栄養士の仕事として

  • 嚥下しやすい食事の提案
  • 栄養バランスの相談
  • 食事量が減ったときの対応 など

食べる力をサポートする取り組みも行っています。

3)「治す」から「支える」へ

歯科の役割は変わりつつあります。
高齢になると、「完璧に治すこと」よりも、「安全に食べること」「生活を楽しむこと」が大切になります。

たとえば…

  • インプラントより義歯を選ぶ
  • 抜歯をあえて選択する
  • 嚥下を重視した治療計画を立てる

そんな一人ひとりに合った診療が、今の時代に求められているのです。

4)まとめ:地域に根ざした、かかりつけ歯科医として

高齢化社会では、歯科医療も進化しています。

  • 通えない人には訪問で
  • すぐに調整できる義歯で安心を
  • 栄養士や他の専門職とチームでサポート

当院では、これからも「支える歯科医療」を通じて、地域の皆さんの健康を守っていきます。