親知らず

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親知らずについて

近年の若い世代では、食生活の変化により顎の発育が不十分なケースが多く見られます。
そのため、最も奥に位置する8番目の歯(親知らず)が正常に生えるためのスペースが足りず、生えにくくなる傾向があります。
多くの場合、親知らずは斜めに生えてきて、その前にある7番目の歯にぶつかるような形になります。すると、親知らずの一部だけが歯ぐきの上に露出し、完全に出てこない状態になります。
このように歯が部分的に露出していると、すき間から細菌や汚れが入り込みやすくなり、歯ぐきの内部で炎症が起こります。その結果、親知らずの周囲が腫れたり、痛みを伴ったりすることがあります。

リキタケ歯科医院診察室

親知らずのお悩み

親知らずは抜いたほうがいい?

親知らずとは、最も奥に位置する歯で、「第三大臼歯」とも呼ばれる永久歯の一種です。通常、上下左右で合計4本ありますが、すべての方に必ず生えるわけではありません。親知らずがまったく生えない人や、1〜2本だけしか生えない人も少なくありません。

もし、4本すべてが正しくまっすぐ生えてきた場合は、他の歯と同じようにしっかりとケアして、大切にしていくことが望まれます。
注意が必要なのは、生え方に異常がある親知らずです。斜めに生えてきたり、歯ぐきに埋まったままになっていたりすると、痛みや炎症、他の歯への悪影響を引き起こすことがあります。

歯ぐきの横から生えてきた場合

親知らずはお口の中でも特に奥に位置しているため、歯ブラシが届きにくく、どうしても磨き残しが多くなりがちです。その結果、虫歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。
もし虫歯になってしまった場合、治療が難しいことも多いため、抜歯を検討した方がよい場合があります。

また、親知らずが斜めに生えたり、十分に生えてこなかったりすることで、痛みや腫れを引き起こすことがあります。こうした異常な生え方は、隣の歯を押したり、噛み合わせを乱したりして、他の歯や顎関節に負担をかける原因になることもあります。
さらに、上の親知らずだけが生えていて、下の親知らずがないような場合は、咬み合う相手の歯がなくなることで、噛み合わせが不安定になったり、歯が伸びてしまったりすることもあります。そのようなケースでも、抜歯を検討することが望ましいとされます。

顔を出しそこなって歯ぐきの中に潜ったままになっている場合

親知らずが隣の歯に圧力をかけて負担になっていたり、隣の歯に虫歯や炎症が起きて治療が必要になっている場合には、親知らずを抜歯したほうがよいと判断されることがあります。

異常に生えた親知らずが起こす問題点
  • 親知らずの周囲には食べ物のカスがたまりやすく、虫歯になりやすい傾向があります。
  • 奥に位置しているため歯ブラシが届きにくく、虫歯だけでなく口臭の原因にもなりやすいです。
  • 親知らずが隣の歯を押すことで、歯並びが乱れたり、かみ合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 親知らずのまわりの歯ぐきに炎症が起こり、歯肉炎を引き起こすことがあります。

親知らずの周囲の炎症とは

親知らずが一部だけ歯ぐきから顔を出している状態では、周囲に汚れがたまりやすく、歯ブラシも届きにくいため、炎症が起こりやすくなります。このような状態で起きる炎症を「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と呼びます。
智歯周囲炎は、疲労がたまっていたり、風邪をひいたりして体の抵抗力が落ちているときに発症しやすく、歯ぐきの腫れや痛み、口が開きにくい、飲み込みづらいなどの症状が見られます。軽度であれば、消毒や抗生物質などの内服によって症状が治まることもあります。

しかし、炎症を繰り返す場合や、隣の歯や骨にまで影響が及んでいる場合は、親知らずの抜歯が必要になることもあります。放置すると慢性的なトラブルにつながる可能性もあるため、早めの診断と適切な対応が大切です。
親知らずの生え方や位置は人によって異なりますので、気になる症状がある場合は、早めに歯科医院へご相談ください。

親知らずによる様々な障害とは

親知らずとその前の歯が虫歯になりやすい

親知らずがまっすぐ生えず、途中で止まってしまい、手前の歯にぶつかっている状態では、その周囲に汚れがたまりやすくなります。
こうした状態が続くと、親知らずだけでなく、隣接する健康な歯にまで悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、将来的に抜歯の可能性がある親知らずよりも、一生使っていきたい大切な前の歯を守ることの方が重要です。そのため、親知らずが隣の歯に悪影響を与えている場合には、早めに抜歯を検討することが望ましいケースもあります。

親知らずの周囲の炎症が広範囲に波及する

親知らずのまわりに炎症が起きると、その炎症が歯ぐきだけでなく、周囲の筋肉にまで広がることがあります。炎症が筋肉に波及すると、のどの痛みを感じたり、口の開け閉めがしづらくなるといった症状が現れることがあります。

これは、あごの開閉を担当する咀嚼筋(そしゃくきん)などの筋肉に炎症が及ぶことで生じるものです。しかし、原因となっている親知らず周囲の炎症が治まってくると、それに伴ってこうした症状も徐々に回復していきます。

前歯の並びがずれてくる

すべての歯は、基本的に前方へと移動しようとする性質があります。


特に、横向きに生えている親知らずは、その前方の歯を強く押す力が働くとされており、一度前歯の位置が乱れると、日々後方からの圧力によって、さらに歯並びの乱れが進行していきます。
このような状態は、上下の噛み合わせに悪影響を及ぼすだけでなく、見た目の美しさを損なったり、顎の機能に障害を引き起こしたりする可能性もあります。

抜歯について

このように、親知らずにはさまざまな問題が伴うことがあります。
将来的な影響を踏まえ、リスク(危険性)とリワード(得られる利益)を十分に比較・検討することが大切です。
そのうえで、抜歯という選択に至った場合は、あらかじめ以下の点について心構えをしておきましょう。

抜歯前の心構え

当日の体調

寝不足や二日酔いの状態では、抜歯は避けるようにしましょう。
抜歯後の回復のスムーズさは、当日の体調によって大きく左右されます。
軽い咳を伴う程度の風邪であれば大きな問題はありませんが、平熱よりも0.5度以上高い発熱がある場合は、必ず歯科医師と相談のうえ、抜歯の可否を判断してください。

抜く際の顎の負担

親知らずは一番奥に位置する歯であるため、抜歯の際には、少なからず大きくお口を開けた状態を10〜30分ほど保っていただく必要があります。
お口を長時間開けているのが苦手な方は、無理をせず、歯科医師と相談しながら、適宜休憩を取りつつ処置を進めていくことになります。

抜歯後の腫れと痛み

上の親知らずを抜く場合は、痛みや腫れが強く出ることはあまり多くありません。
一方で、下の親知らずが横向きに生えているケースなど、骨や歯を削る必要がある場合には、抜歯後に腫れや痛みが生じることがあります。

口が開きにくくなる

抜歯後、炎症が広がって顎の開け閉めに関わる筋肉に影響を及ぼすと、一時的に口が開けにくくなることがあります。
ただし、傷口が回復してくるにつれて、徐々に口もスムーズに開けられるようになります。

前の歯が一時的に動く、しみる

親知らずを抜歯すると、後方の支えがなくなった状態となり、その前にある歯が一時的に動きやすくなることがあります。
また、親知らずがあった部分の歯ぐきが下がる(歯肉退縮)ことで、前の歯の根元が一時的に露出し、知覚過敏のような症状が出て「しみる」ことがあります。
こうした症状も、傷の回復とともに徐々に落ち着いていきます。

抜歯後の注意事項

リキタケ歯科で抜歯後、お渡ししている注意書きを参考にお読みください。

  1. 抜歯後は、止血のためにガーゼを10〜20分ほどしっかり咬んでおいてください。
これにより、ほとんどの場合は出血が落ち着きます。
それでも出血が気になる場合は、予備でお渡しするガーゼ、もしくはご自宅にある清潔なティッシュでも構いませんので、傷口にあててしっかり咬んで止血を続けてください。
  2. 抜歯後は、強くお口をゆすがないようにしてください。
    抜いた部分には血の塊ができ、かさぶたのように傷口を保護します。
    強くゆすいでしまうと、このかさぶたが取れてしまい、再び出血するおそれがあります。
    出血により血の味がして気分が悪くなることもありますが、強いうがいは避けてください。
    出血が気になる場合は、清潔なガーゼなどをしっかり咬んで止血を行いましょう。
  3. 抜歯当日のお風呂は、軽く体を洗う程度にとどめ、湯船に浸かるのは控えてください。
    また、お酒もできるだけ控えめにしましょう。
というのも、抜歯後に血液の循環が良くなりすぎると、抜いた部分に血液が集まり、ズキズキとする拍動性の痛みが生じることがあるためです。
    体を温めすぎたり過度に飲酒したりすると、そのリスクが高まりますので、当日は安静にお過ごしください。
  4. 抜歯後は、激しい運動を控えるようにしてください。
    運動によって体力が消耗すると、傷の回復に悪影響を及ぼす可能性があります。
    また、跳んだりはねたりする動作によって、傷口がうずくように痛むこともあるため注意が必要です。
    できるだけ安静に過ごし、身体を休めるようにしましょう。

抜歯をした後のトラブル対応

抜歯そのものは、痛みもほとんどなく簡単に治療できます。 当医院にご相談下さい。

抜歯の状況により血が止まりにくいことがあります。
この場合は、換えのガーゼかご自宅にあるティッシュでかみませんので、グッと噛んでおいてください。
お茶や紅茶のティーバックを噛んでおけば、その中に含まれるカテキンなどで殺菌・止血の効果も期待できます。

どうしても麻酔が切れるときに痛みはきます。お薬を早めに飲んでおいていただくことである程度は避けられます。
冷やすことで多少楽にはなりますが、氷水で冷やすと術後の腫れがひきにくくなりますので、水道水くらいの水で冷やすようにしてください。

抜いた傷が周囲に波及することで、顎の開け閉めがつらくなるだけでなく、一定以上口が開かなく事もあります。
これは、傷の回復と共にもに戻りますから心配は要りません。

下の親知らずを抜く際に舌側の骨を削ったり触ることで、炎症がノドの内側に波及し、物を飲み込むごとに痛みを生じることがあります。
これも、傷の回復と共にもに戻りますから心配は要りません。

抜いたあと、1~3日が腫れのピークとなります。1週間~10日のうちに消退していきます。

抜いた周囲に地の塊が凝集することでない出血のように、頬の表面に色がついてくることがあります。内出血は、部位と色が徐々に変わり、1週間~10日ほどで消退します。

リキタケ歯科医院からの紹介病院一覧

東京科学大学 (池袋駅からの所要時間:丸ノ内線 御茶ノ水駅約15分)

  • 診療時間:月~金 8:30~15:30(休診:土・日・祝)
  • 初診対応:月~金 8:30~10:30
  • 対応疾病:難抜歯、組織検査、ペインクリニック、顎関節、口臭外来
  • 特徴:歯科全般を網羅、混んでいるので待ち時間が長い 研修生も在籍

三井記念病院 (池袋駅からの所要時間:JR線 秋葉原駅約30分)

  • 診療時間:月~金 9:00~17:00、土 9:00~12:30(休診:日・祝)
  • 初診対応:予約制
  • 対応疾病:難抜歯、上顎洞炎
  • 特徴:少数精鋭、土曜日午前対応可、医局長は力武院長の後輩

日大板橋病院 (池袋駅からの所要時間:池袋駅西口からバス約25分)

  • 診療時間:月~土 9:00~16:00(休診:日・祝 ※7、8月は土休診)
  • 初診対応:月~金 8:30~13:00、土 8:30~11:00
  • 対応疾病:難抜歯、誤嚥
  • 特徴:総合病院

都立大塚病院 (池袋駅からの所要時間:JR線 大塚駅約20分)

  • 診療時間:月~金 9:00~17:00、土 9:00~12:30(休診:日・祝)
  • 初診対応:予約制
  • 対応疾病:難抜歯、顎関節
  • 特徴:総合病院

親知らず抜歯の料金表

保険3割負担の料金です。全て税込の料金です。

まっすぐ約2,000円
斜め約3,000円
真横約6,000円

池袋で親知らずならリキタケ歯科医院へ

池袋で親知らずにお困りの方は、リキタケ歯科医院にご相談ください。池袋駅からもアクセスしやすく、親知らずの状態に合わせた丁寧な治療をご提供しています。

痛みや腫れなど、親知らずでお困りの症状があれば、まずは当院で詳しく診断いたします。レントゲン検査などを行い、親知らずの生え方や状態を確認し、適切な治療方法をご提案します。

抜歯が必要な場合も、患者様の負担を考慮した方法を選択し、事前にしっかりとご説明いたしますのでご安心ください。池袋で親知らずの治療をお考えでしたら、お気軽にお問い合わせください。皆様の口腔内の健康をサポートさせていただきます。