睡眠時無呼吸症候群

歯科と睡眠は関係ないよねと思っておられないでしょうか?

実は歯科医師がお口の中を見ると患者さんがよい睡眠をとれているかいないかが推察できるのです。酸欠で苦しい眠りは浅い息が苦しく辛いために度々覚醒が起きます。

体の組織修復や脳での情報整理が充分に行われないためやがては健康に深刻な影響が出ます。

実は歯科の診察で患者さんのいびきの痕跡・兆候に気づくことができるのです。

閉塞性睡眠時無呼吸の前段階のいびきは寝入りばなに起こることが多く、呼吸が妨げられ苦しいために頻繁に覚醒が起きます。その眠りが浅くなった時に起きやすいのが歯ぎしりです。歯ぎしりの原因は複数の要因が重なっており、はっきりと分かっていませんが、いびきをかく→苦しくて眠りが浅くなる→歯ぎしりをすると繰り返されることが考えられます。歯ぎしりによる歯の咬耗、頬や舌に残る食いしばりの痕、被せ物や詰め物の痛みなど特徴的な兆候がお口の中に見られます。

歯科で睡眠時無呼吸の兆候を指摘された方で、

  • 周囲の人にいびきを指摘されたことがある
  • 昼間に眠気が襲ってくることがある
  • 疲れが取れず日常的に倦怠感がある
  • 朝起きると頭痛がする朝起きると顎がだるい

以上のようなことに思い当たる方は事の重大さに気づいて、ぜひ医科での検査と診断を受けてください。

睡眠時無呼吸の歯科での治療

医科のほうから歯科での治療が適応との指示が出ましたら、歯科では主に口腔内装置(オーラアプライアンス)を用いる治療を行います。
就寝時に下に垂れてきてしまう舌に対して顎を少し前に出して固定することで持ち上げる装置です。
小型の装置ですが、効果は大きく舌の垂れ下がりを防ぎ気道を確保することで睡眠中の酸欠を改善することが出来ます。重症の患者さんには適用出ない場合もあるので検査を受けた医科でご相談ください。