歯科界の現在と未来 (2)

日本歯科新聞5/31号の記事で気になった2つ目。

日本の歯科大学で6年で卒業し、ストレートで歯科医師国家試験に合格する
”最低修業年限:国家試験合格率”のデータ。

我が、九州大学歯学部は、74.6%
    東京医科歯科大学は、74.5%

最高は、新潟大学歯学部の87.5%で、
最低は、松本歯科大学の28.6%。

この数字だけからは、判然としないこともありますが、全校平均として
6年間で歯科大学を卒業してそのまま歯科医師国家試験に合格する人は、
62.4%(3人に2人弱)。

これらのデータから解釈されることは、
①歯科大学に入ってもまともに進級できる人が多くはないこと。
②歯科大学を卒業させてもらっても、国家試験に合格できない人が多いこと。
③大学間格差が大きく、入学時の学力差は大学によって桁違いであること。

将来の歯科界の大きな問題としては、現状の歯科医師のレベルとの甚大でない大きな臨床力の差が生じるかもということ。
学力がすべてとは思いませんが、理解力、分析力、洞察力、判断力、行動力などなど
大きな不安を抱かせるデータが記載されておりました。
歯科医院の選択には、卒業校、年限などを考慮されるのがいいかもしれません。