咬合性外傷の特徴

医療法人社団康正会リキタケ歯科医院の豆の木です。

咬合性外傷の特徴について。

咬合性外傷とは、過度な咬合力や側方力などの異常な力によって引き起こされる深部歯周組織、すなわち、セメント質,歯根膜ならびに歯槽骨の傷害であり、一次性と二次性に分類される。

歯根膜の圧迫部の変性壊死や歯槽骨の吸収などであり、主要な臨床所見としては、歯の動揺とエックス線写真における歯根膜腔の拡大および垂直性の骨吸収である。

咬合性外傷を引き起こす咬合を外傷性咬合と呼び、その原因は、歯列不正,早期接触,咬合干渉,ブラキシズム(歯ぎしり、食いしばりなど),側方圧,舌と口唇の悪習癖,食片圧入などである。

一次性と二次性については次回に。