歯科保険治療のルールは国が決めているものなのですが、なかなか臨機応変に変更してくれることはありません。従来は奥歯の被せものは金パラジウム合金といういわゆる「銀歯」でした。ただ、この金とパラジウムという貴金属の相場がここ15年で4~5倍になり、国としてもこのまま保険治療で使い続けることの難しさに直面することになりました。そこに、CAD/CAMというコンピューターと精密加工機械の進歩があり、歯科保険治療にも導入することになったのです。この技術を使えば、貴金属ではなく、ハイブリッドレジンという歯の色に近い材料を使用することが可能になります。まだ強度に問題があり、すべての患者さんに使用することはできないのですが、これから適応が広がっていくと思います。詳しくはスタッフにご質問ください。

 

 

投稿日:2019年4月8日|カテゴリ:院長ブログ