プラークコントロールだけではダメ

日頃、患者さんのメインテナンスをしていてふと感じる事があります。

歯磨きはできているのに歯茎が腫れている。。。

いつもはいい状態なのに今回は歯茎の調子が悪い?出血したり、腫れていたり。。。

これは、歯周病菌と戦う免疫力が落ちている証拠です。健康なお口の中を維持するにはプラークコントロールだけではなく、プラス免疫力、2つの要素が不可欠なのです。

では、免疫力はどんな時に落ちるのでしょうか?

睡眠不足や身体が疲れている等。。。

しかし、最大の原因は、なんといっても加齢です。

20代をピークに免疫力は低下していくため、年齢が上がるにつれて歯周病の人が増えていくのです。

免疫力は、身体に害を及ぼす物質や細菌が体内に入り込んだ時に戦ってくれる血液中の細胞のことです。その細胞は体内をパトロールしていますが、その6~7割が小腸に存在します。

お口の中に歯周病菌が増えたときは、小腸からリンパ節を経由して歯茎に駆けつけます。

歯周病を予防するためにはプラークコントロールだけではなく、小腸の免疫細胞の能力を日頃から高めておくことも大切なのです。

小腸ケアにつきましてはまたの機会に。

 

以上Ray.でした。