・・・というお話はみなさんもうご存知かと思います

細菌は主に毛細血管から血液を通じて体の内部に侵入しようとします
血液の中に入り込んだ細菌は全身に循環して体の様々な部分に悪い影響を与えていきます

細菌が最初に血液に入り込む場所は歯の内部
歯髄と呼ばれる神経や毛細血管などがある組織です
一般的には「歯の神経」と呼ばれているところです
虫歯菌は、歯の神経に入り込み、まず歯の表面にある薄いエナメル質を突破します
そのまま象牙質まで入ってある程度の深さまでくると少しずつ歯の神経に侵食しはじめます
さらに、根の奥の方まで炎症を起こしながら細菌は広がっていきます
歯の内部だけ炎症が起こっている場合であれば、全身への影響はごくわずかです
早めに歯の神経を取り除く治療を行えば多くの場合、歯を残したまま治療ができます

親知らずの炎症や歯周病の場合は、虫歯と異なり細菌は歯周病が原因で作られる歯周ポケットの周りの毛細血管から体内に侵入します
歯ぐきは細菌に侵入されると炎症を起こしますが虫歯の場合と同じく歯肉炎などの軽度な炎症であれば全身への影響はごくわずかです
しかし、進行した歯周病は、細菌性心内膜炎、誤嚥性肺炎、動脈硬化、糖尿病、心筋梗塞、早産など、全身に関わる様々な病気の原因であることが分かってきました

始めは小さな炎症を繰り返している程度の症状でも、プラークの量が増えたり、移動したりすると、体はそれまでコントロールしていた細菌を制御できなくなります
やがて突然大きな炎症になる場合もあります

一度腫れが始まってしまうと、急速に広がる経験をした方も多いと思います
その原因は、膿などが排泄されず、どんどん蓄積してしまうせい
膿の圧力が周囲の組織や隙間などを伝わって、広がってしまうのです

首から胸に広がってしまった時や、顎の奥から脳まで広がってしまった時は、最悪の場合、命に関わるケースになることもあり、危険です

これらは、全てプラークなどの細菌が引き起こす感染症です
虫歯の穴の内部にはプラークが付着しており、プラーク1gあたり、2500億個もの細菌が存在するといわれています
歯周病も虫歯もメインとなる菌の種類は違いますが、どちらも細菌が原因となって起こります
「細菌感染症であれば、抗生物質などの薬で予防や治療ができるのでは?」
と、考えがちですが、プラークという細菌の塊を取り除かない限り、薬の効果は一時的でしかありません
プラークからの細菌の力に押されればいずれ再発してしまい、
時間が経てば経つほど症状は悪化します
言い換えれば、ひどくなる前に機械的に取り除くことが大切になってきます
虫歯も歯周病も早期発見早期治療が大切、と言われるのはこのためでもあります

もちろん、何でもなくても定期検診にお越し頂いて些細な変化がないかをチェックすることが、予防や問題の早期発見に繋がりますので、
ここしばらく、何も問題がない・・・といった方でも、是非クリーニングとチェックにお越し下さい
お待ち致しております



以上、Ray.でした


投稿日:2014年5月23日|カテゴリ:スタッフブログ