こんにちは♪マユです(^^)/ 今日は歯ぎしりについてお話しします。 朝起きたら顎のまわりが痛かったり いつもより肩が凝っていたり…という症状で整形外科にこられた患者さんの症状の原因が睡眠中の無意識下での歯ぎしりだったことがありました。 睡眠中、無意識に歯をかみしめたり、歯ぎしりをしたりするのは「睡眠時ブラキシズム(口腔内悪習慣)」と呼ばれています。 一般的に、日本人は8~15%が歯ぎしりをしていると言われ、年齢を問わず子供から老人まで幅広く見られます。 通常であれば、奥歯にかかる力は最大で自分の体重程度ですが、睡眠時など、無意識下においては“これ以上噛むと歯が壊れてしまう”という抑制ができず、結果として通常以上の力が加わることがあります。 放置していると、歯が削れたり、折れたり、割れたり、歯周病悪化の原因になることもあります。また、治療後の差し歯の破損や、詰め物が脱落することもありますので、注意が必要です。 歯ぎしりの原因は、はっきりとはしていませんが、睡眠が浅いときに起こりやすいことが分かっています。ストレスが多い場合や、飲酒後などは熟睡しにくいため、歯ぎしりをしやすくなります。また、喫煙や遺伝なども原因の一つとして指摘されているそうです。睡眠時無呼吸症候群でも、無呼吸状態の時に高い頻度で歯ぎしりが起こると報告されているそうです。 そうならないためにストレスを抑え、生活習慣を見直すことで睡眠が安定し、予防できる可能性があります。しかし、それでも治らない場合は、睡眠時にマウスピース(スプリント)を装着するという方法があります。 長期的にマウスピースを使用すると効果が薄れることがありますが、歯を擦り合わせることで起こる摩耗を防いだり、歯にかかる力を分散させて歯の負担を軽減ことは可能です。 マウスピースは数ヶ月に1回のメンテナンスが必要ですが、健康保険が適用されますし、痛みも少なく安全な治療方法 です。 自分の歯を大切に できるだけ長く使っていくためにも 日々の健康は欠かせないですね(^^)
投稿日:2013年6月16日|カテゴリ:スタッフブログ